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案の定、砂吐き警報炸裂中です。
お気をつけて！
恥ずかしさが頂点に達すると
この話は即、削除されるかもしれません。
それと、サイトのほうのカウンターが
前のカウンターのぶんも（4800とちょっと）
あわせると
7000ヒットになりました！
ありがとうございます！
目指すは1万ヒット。
地道にマイペースにがんばります！
「ねぇ軍人さん。
あたしと戦ってみない？
殺し合いじゃなくてね。
まあ、無理にとは言わないけどさ」
不敵な笑みを浮かべ、
挑発しているわけではないが
どこか挑発的なものを感じるのは
おそらく気のせいなどではないのだろう。
トロイはなんとなく直感的にそう感じた。
少女の背後にちらりと目を向けると
自分の部下がそこかしこに倒れて
呻いていた。
誰ひとりとして、死んではいない。
（意図的に手加減したのか・・・・・・）
そうとしか思えなかった。
（これほどのことができるとなれば、
楽しませてくれそうだな・・・）
トロイの口元に知らず知らずのうちに
笑みが浮かんでいた。
（ひさしぶりだ・・・。
こんな気分になったのは）
トロイは剣の柄にそっと手を触れた。
（いつぶりだろうな？
笑ったのは・・・・・・）
「いいだろう、私が相手になろう。
ただし・・・」
「うんうん！」
と手をぱんっと叩きながら
楽しそうに少女が喜んだのも
束の間。
「手加減は一切無しだ。
もちろん殺しも無しだ。
それでもいいか？」
少女が自身の髪を軽くはらった。
少女の髪がふわりと風に揺れる。
「やっぱり、わかってたのね」
どこか嬉しそうに少女は苦笑した。
手加減していたことに。
あえて、何がとは少女は言わない。
「ああ」
トロイは少女から目をそらさずに
頷いた。
「助かるわ。あたし、殺し合いって
好きじゃないから。
それに・・・」
「あたし、あなたのこと気に入っちゃったの！
だから、あなたのこと殺したくないなぁーって思ってたところだったの」
「奇遇だな。私もだ」
なぜだろう？
楽しくて仕方がない。
「私はトロイ。
クールークの軍人だ」
なぜだか、少女に名を名乗っていた。
そして、自分の正体も。
「あら？やっぱ、軍人さんだったんだ？
当たりだね！」
どうやら、少女は勘で
トロイの正体を当てたらしかった。
もちろん、それだけではないだろうが・・・。
「あたしはリアナ。
リアナ・クルセイドよ。
まあ、怪盗なんてものをやってるわけで。
やっぱり、身軽さとかには自信があるのよ」
「最近の怪盗は随分と荒っぽいようだな？」
どうやら、この少女は随分と変わっているようだ。
「怪盗がっていうよりも、
あたしが、だと思うけどなぁ。
・・・と、いうことであたし戦えるから。
あなたこそ、遠慮しなくていいからね！」
にこにこと笑いながら少女は
後ろで組んでいた手をそっと
離した。
少女の手には剣、
いや、刀が握られていた。
「ああ、わかっている。
それでは参る！」
潮の薫りが漂っていたことが
今でもはっきりと思い出せる。
そんなことがあって
あたしはあなたに
興味を持ったのよ。
ん？
うん。
たぶん、そのときあなたに
会ってなかったら
わたし、あなたに
もう一度会いたいなんて
思わなかっただろうね。
うん。
あなたもそう思ってくれてたって
だけでわたしは嬉しいから。
そっと背後に回ってあなたの
背中に自身の背中を預ける。
「お願いだから
これからもずっと
あなたのこと、好きでいさせてね？
トロイ」
あなたがわたしのお願いに
弱いのはずっと前から
知ってる。
いいでしょう？
だって、あなたはいつも
わたしを困らせてるんだから！
いいでしょ、少しくらい・・・。
あなたがわたしをなだめるように
そっと、まわしてくれた腕に
安心して
そっと頭を撫でてくれる
優しさが嬉しくて。
ずっと、続けばいいと思った。
こんな安らかな日々が。
そして、わたしも
あなたを癒してあげたいと
思ってる。
それに、あなたは気付いてるのかな？
ほんとに、最初の出会い話を。
案の定まったく色気というものは存在してないですけど。
この話を書く前に描いたイラストです。
いろいろおかしすぎるけど、
満足です！
やっぱ、このふたりは
ただいちゃついてるだけじゃなくて、
かけひきってものを常日頃から
してて、楽しんでると思います。