ぐ、少しだけ

少しだけ小話を書く。

頭いたくても、書く。

どれくらいもどってこれないか、わかんないから。

文章が変になってるかもしれませんが、どうかお許しを。

では、つづきから。

「今、時間あるか？」

「ああ、かまわない」

男同士で、話し合い。

ホークが眼鏡をかけているのは、自分の表情を
隠すためだ。

だが、今は眼鏡をかけておらず
その必要はどうやらないらしい。

「俺の話だが・・・、だいたい察しはついてるだろう？
俺がいちいちここに来たわけもな」

「わかっている。話してくれ」

トロイは先を続けろとホークをうながした。

「あいつはな、リアナは、
シェイドムーンを近々解散させるつもりだ」

「なぜだ？」

「戦いはもう嫌なんだそうだ。
理由はそれだけではないようだがな・・・」

「だからこそだ。
あんたは覚悟があるか？
俺を負かすほどの力があるのか？
どうなんだ？トロイ」

ホークには、いつもの余裕がなかった。

いや、余裕をつくる気持ちさえない。

「ホーク。いつものお前らしくないな？」

茶化したわけではない。

だが、なんだ？

この男のかわりようは・・・。

「そんなことない。
俺ははなから余裕なんてものをもってる
人間なんかじゃない。
だから、答えてくれ。
俺に勝てるか？
いや、勝つ気があるか？」

「・・・ある。
いくらお前が相手だろうと、勝たなければいけない勝負だ。
剣にて答えを見せよう」

ホークはゆるぎない決意を感じた。

このトロイという男の。

「では、俺は全力で相手をしよう」

すらりとホークの双剣が姿を現す。

そもそも、ホークの戦う姿を見たことがある者はごく少数だ。

本人は「俺はデスクワーク派なんだ」
と言い、滅多に戦うことをしないためだ。

むろん、実力がどれほどか想像がつくはずもない。

だが、あのリアナが右腕としてそばに置く、
それだけで尋常ではない腕前ということを
語っている。

そもそも、あれだ。

この男はどこまでが本気で、どこまでが冗談なのか
わからないときがある。

たまにおかしな言動を言うのも計算なのか
素なのか怪しいことこのうえない。

だが、ひとつだけわかることがある。

今、奴は本気だということを。

「ゆくぞ。戦いながら語ってもらうとしよう。
お前が今まで見てきたリアナのことを」

思いを知りたいのなら、相手の太刀筋を見ればわかる、
などといった言葉を残したのはどこのだれなのだろうか・・・。

こんなとき、リアナはべつの場所で
こんなことが起こっているとは露知らず、
機嫌良く、マドレーヌをほおばっているのだが。

後に、聞かされるだろう事実に彼女はどう思うのだろうか？

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べつにホークはリアナのことをそういう意味で好きなわけじゃありません。

昔から保護者兼相棒として一緒に生きてきた大切な人という関係です。

で、リアナがマドレーヌを食べてるときに

ちがう場所ではこんなことが起きてましたよという

今回の話でした。

さりげなく、黒猫×かみもん設定。

やっぱりこれがデフォルト。

ホークはトロイとヘルムートと4の時代から多少なりと
顔見知りという設定でもありますよ。

で、マリア村ができてからは
リアナより先にマリア村に来たことがあるというかんじで。

トロイとヘルムートと仲が良いですよ。

ホークは無関心な人には本音を言うことはなく、
淡白ですが、何かそれなりに思うことがある人には
いろいろ世話を見てあげたりする、けっこう良い奴でもあります。

そんないろいろとわけありのホークという男を
これから深く書いていきたいと思ってます。